AHA BLS HCPコース
AHA BLS HCPコースは、アメリカをはじめ世界各国で開催されている医療専門家・救命のプロフェッショナルのための、世界最高水準の一次救命処置(BLS:Basic Life Support)教育訓練プログラムです。 日本国内で広く行なわれている市民向けAED講習とは一線を画する本格的な内容となっています。
大人の傷病者に対する人工呼吸と胸骨圧迫(心臓マッサージ)、AEDの使い方に加えて、乳児と小児のCPR、気道異物除去など、国際ガイドラインに基づいた一次救命処置(BLS)のほぼすべてを網羅しています。
愛宕救急医療研究会で開催しおりますAHA BLS HCPコースでは、受講生1名に対して1体のマネキン(成人と乳児)を準備しており、質の高いトレーニングを提供できると考えています。1対1のコースが基本方針です。
※コース説明につきましては一部関連のJSISHホームページより引用しております。
AHA ACLSプロバイダーコース
AHA ACLSプロバイダーコースは、成人の「救命の連鎖」の最後の輪である二次救命処置(Advanced Cardiac Life Support)の提供者を育成する実践的トレーニングコースです。
日本における職務範疇としては、主に医師・歯科医師・看護師を想定していますが、二次救命処置に関わるすべての医療スタッフが知っておくべき内容となっています。
DVD教材を使ったレクチャー、ディスカッション、シミュレーショントレーニングからなる2日間(もしくは1日)のコースでは、すべての 蘇生の基本となるAED操作を含めたBLSの再確認,手動式除細動器の使い方,気道管理,VF/Pulseless VT,PEA/Asystole,安定な頻脈,不安定な頻脈,徐脈,脳卒中,急性冠症候群など、心停止と心停止に至る直前状態の評価と対応をAHAガイドライン2020のアルゴリズムに沿って学びます。
AHAガイドライン2020に基づいたACLSプロバイダーコースでは、質の高いCPR(BLS)の重要さと、一丸となって蘇生という目標に向かって活動するためのチームダイナミクスが強調されており、医師・歯科医師・看護師以外の医療スタッフにとっても有用なコースです。
–学生の皆様へ–
愛宕救急医療研究会(および日本蘇生協議会ITC)では、学生さん達にも可能な限りコースを提供していきます。グループの関係にて、学生さんで参加希望なさる方々は、最低4名最高6名のグループにてお申し込みいただけますと幸いです。また受講料につきましても学生料金の設定もあります。お問い合わせ下さい。
また医学生看護学生さん、看護師さん、技師さん、救命士さん、のAHA ACLSプロバイダーコース受講には、事前の「AHA ACLS事前事後勉強会」への参加を必須としています。是非AHA ACLSプロバイダーコース直前の勉強会にも合わせて必ずご参加下さい。
注:AHA ACLSプロバイダーコースの受講には、AHA BLS HCPコースの知識が必要です。基本的に事前にAHA BLS HCPコースを推奨しています。ご受講下さい。
※コース説明につきましては一部関連のJSISHホームページより引用しております。
【AHA ACLS事前事後勉強会】
事前事後勉強会は今後AHA ACLSプロバイダーコースをご受講予定の方、既に受講済みの方、を対象といたします。
また医学生看護学生さん、看護師さん、技師さん、救命士さん、のAHA ACLSプロバイダーコース受講には、事前の「AHA ACLS事前事後勉強会」への参加を必須としています。ぜひ勉強会にも合わせてご参加下さい。
テキストは事前事後勉強会には必須ではありませんが、プロバイダーコースご受講までには必ずご購入下さい。
AHA PALSプロバイダーコース
AHA PALSプロバイダーコースは、小児乳児の「救命の連鎖」の最後の輪である二次救命処置(Advanced Life Support)の提供者を育成する実践的トレーニングコースです。
日本における職務範疇としては、主に医師・歯科医師・看護師を想定していますが、二次救命処置に関わるすべての医療スタッフが知っておくべき内容となっています。
DVD教材を使ったレクチャー,ディスカッション,シミュレーショントレーニングからなる2日間のコースでは、心停止と心停止に至る直前状態の評価と対応をAHAガイドライン2010のアルゴリズムに沿って学びます。
※コース説明につきましては一部関連のJSISHホームページより引用しております。
日本救急医学会ICLS
NPO法人愛宕救急医療研究会のスタッフは、東京慈恵会医科大学附属4病院にて、日本救急医学会認定ICLSコースを開催しております。
現在は慈恵医大学内の方のみを対象としておりますが、今後オープンコースの開催も検討しております。
NAEMT AMLSプロバイダーコース
NAEMT AMLSプロバイダーコーは内科系救急対応コースで、主訴徴候から緊急性を判断して安定化しながら鑑別診断を考えながら診断を絞り込んでいく臨床推論のトレーニングコースで、研修医レジデントの先生方はもちろん、医学生、トリアージに関わる救急の看護師さん、現場で活動している救命士さん達に最適なコースです。テキストはまだ英語ですが、重要な部分は和訳されており、講義や模擬患者を使用したシミュレーショントレーニングはもちろん全て日本語で行われます。ぜひ多くの方々のご参加をお待ち申し上げております。
NAEMT AMLSコースについては、JSISH-AMLSのホームページをご確認下さい。http://jsish.jp/naemt/amls/
【NAEMT AMLS事前事後勉強会】
NAEMT AMLSプロバイダーコースは、北米救命士協会NAMETの内科臨床推論(現場での臨床診断)のトレーニングコースです。
事前事後勉強会は今後NAEMT AMLSプロバイダーコースをご受講予定の方、既に受講済みの方、を対象といたします。テキストは事前事後勉強会には必須ではありませんが、プロバイダーコースご受講までには必ずご購入下さい。(最新版のテキストは英語版のみですが、一版古い版の日本語版が販売されています。事前勉強会にテキストの購入は不要ですが、ご興味をお持ちいただける方はコース受講に向けてぜひテキストもご購入下さい。)
お気軽にご参加下さい。
NPO愛宕 心電図勉強会
医学生、看護学生、研修医、看護師を対象に、心電図の基礎から臨床を学ぶ勉強会を、無料で開始いたします。
簡単な電気生理学の知識から、実際の病棟やICU/ERで経験する臨床での不整脈など、幅広い知識を学んでいただけます。
ぜひお気軽にご参加下さい。
各インストラクターコース
準備中
AHA ACLS Experiencedプロバイダーコース
ACLS EPコースは院外、院内を問わず生じる心血管エマージェンシー等の複雑な緊急事態に際し、適宜介入しながらその原因を特定して心停止を未然に防ぐ対応を行うことで、患者の転帰を改善する方法を学習する目的で設計された急変対応研修プログラムです。 この目的を達成するためAHAがガイドライン2010から提唱したのが拡大型の体系的アプローチ(ACLS EPサーベイ)での評価方法であります。焦点を絞った病歴聴取や「HとT」の鑑別診断、循環の視点からの評価からチームメンバーとともに原因疾患を推論しながら、チームリーダーとしてクリティカルシンキング(批判的思考)を用いた根本治療、代替治療などの対応を相談し、問題が解決できたかを再評価の解釈を考えていきます。救急救命の知識や技術に加えて、チームリーダーとしての態度や思考過程も学んで頂けるように設計されています。
本コースではACLSガイドラインの主要部分をさらに詳しく説明し、批判的思考法と意思決定戦略を奨励することで、心血管系・呼吸器系・代謝性・中毒などの複雑な緊急事態の予後を改善する治療方略を学習します。症例シナリオへの積極的な参加を通して、鑑別診断や心停止前・心停止時・自己心拍再開後の患者への治療スキルを高めます。
座学とシミュレーションでクリティカルシンキング(批判的思考)を用いたリーダーシップやチーム蘇生、臨床推論、鑑別診断、臨床決断などを振り返りながら内容を整理してきます。 蘇生科学や標準蘇生診療を学びたい医療者やクリティカルシンキングを用いたリーダーシップやチームマネージメントを学習したい医療者の受講をお待ちしております。 本コースでは短時間で広範な内容を取り扱う為、事前学習を宜しくお願い申し上げます。
【AHA ACLS EP事前事後勉強会】
ACLS-EP(エクスペリアンスドプロバイダー)コースはACLSコースを受講された医療者の上位コースとして位置づけられておりますが、内容的には心停止前にどのようなアクションをとり、どのような原因を考え、どのような安定化を図り、どのように行動をすることが適切なのかという思考を鍛える対話形式のトレーニングコースであります。
実際のACLS-EP受講時はACLSコースの実技及び筆記試験を課せられますが、このACLS-EPコース事前事後学習会ではガイドライン2015のテキストに則った心停止前の対応を確認しつつ、毎年更新されるアメリカ心臓協会(AHA)のガイドラインのアップデートを踏まえた心停止前のRRS(迅速対応チーム)的な視点、心停止時に原因が判明した際の視点(コードチーム)、原因が分かった際の集学的治療の視点(Intensive Careチーム)から、標準的蘇生介入をディスカッションベースで進行していきます。
ACLS-EP受講歴がある方も、今後ACLS-EPの受講を考えている方も、あまりストレスを感じずに学習できる環境を提供する予定でございますので、是非ともご興味を頂けましたら御参加下さい。
対象:最新のACLSプロバイダーコースを受講済みの医療者、かつ今後ACLS-EP受講予定の医療者
使用テキスト:G2010 ACLS-EP プロバイダーマニュアル日本語版 or G2015 ACLS-EPプロバイダーマニュアル英語版
AHA PEARSプロバイダーコース
PEARSコースは心停止に至る危険な兆候に気付き(認識して)、体系的な評価を迅速に行い、その重症度を判断したうえで早期介入の必要性を決断し、再評価を繰り返して安定化を維持することに努める思考過程とマネージメントを学習する急変対応研修プログラムです。 小児は救命の連鎖に示されているように「心停止の予防」から始まります。そのためには心停止につながる兆候に気付く訓練が必要となります。 このような徴候を「何となくおかしい」という直観的な気づきにとどめず、「どのようにおかしく、どんなトラブルが生命を脅かしているのか」と言語化することで、目的指向性のある蘇生をチーム内で共有でき、上級医療者に状況をわかりやすく伝達できるようになります。 このプログラムでは患者の初期対応に欠かせない第一印象と一次評価の内容を強調した構成となっており、その観察方法と対処、及び思考過程とチーム蘇生を合理的に身に付けることを主な目的としてトレーニング(座学とシミュレーション)を繰り返します。 呼吸器系及び循環器系にトラブルを生じた小児患者をテーマとして扱いますが、このような思考過程や対処方法は初期対応において普遍的であります。 特に成人においてもAHAガイドライン2015の院内心肺停止患者の救命の連鎖では「患者のモニタリング」から始まるように心停止を未然に防ぐ患者評価や管理を強調しております。PEARSで学習する内容は成人患者への応用にも無理がない内容となっておりますので、小児医療とは縁遠くても、初期評価や初期対応が必要とされる医療現場に携わる方々の受講を広くお待ちしております。 ※PEASRコースはAHAコースでは珍しく、インストラクターに数通りのコース運営を認めています。このため団体によってはシミュレーションを行わない場合があります。 当会主催のPEARSコースでは体系的な知識を座学で確認頂いた後に、思考過程や臨床決断、チーム蘇生を振り返り内容を整理するためのシミュレーションの時間を設けております。
クリティカルケア勉強会
集中治療についての勉強会です。研修医やレジデント、看護師の皆さんはもちろん、医学生看護学生薬学生にもご参加いただけます。ぜひご参加下さい。
第1回 平成28年6月14日
テーマ: 循環とショック
担当: 佐藤浩之
皆さんのご参加もお待ち申し上げております。
テキスト:不要
受講料:無料
臨床で役立つ生理学(医学生看護学生薬学生対象)
医療現場での日常的な場面として、
A看護師:先生、酸素は何リットル/分で流したらいいですか?
B医師:うーん、とりあえず、3にしといて。
や、
C看護師:先生、血圧いくらだったら歩行始めていいですか?
D医師:そうねぇ。100以上だったらいいよ。
みないなやりとりの根拠、あなたは説明出来るでしょうか?
医療者になったらすぐに必要になる臨床場面で役に立つ考え方を学びながら、皆さんが覚えている生理学の知識が、現場で使えそうな知識になることを目指すのが「臨床につながる生理学」です。 単に生理学だけでなく解剖学や、学び方、学びの支え方、あるいは医療者に必要な哲学も交えて、医療学生さんの発展をお手伝いします。
テキスト:不要
受講料:無料
担当:松本尚浩
医療統計勉強会
講師:廣江貴則
統計家・日本人間工学会認定人間工学専門家
京都大学大学院医学研究科 医療統計学分野/医学教育推進センター
東京慈恵会医科大学 救急医学講座・救急部 訪問研究員
順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座 非常勤講師
自治医科大学大学院看護学研究科 非常勤講師
公益社団法人地域医療振興協会 臨床研究教育アドバイザー
洛和会音羽病院 総合内科 臨床研究指導者
場所:東京慈恵会医科大学 新橋本院 C棟7階 シミュレーションセンター セミナー室
対象:論文の執筆を予定している医療職
(本勉強会は論文で使用される統計の理解と実践をゴールとしており、入口及び出口のレベルは高く設定しています。)
PCを利用しますので,持参いただけることが条件となります。ソフトウェアは別途ご案内します。
RRS起動要素研修コース(日本臨床救急医学会患者安全検討推進委員会主催コース)
RRS(Rapid Response System)は、入院中の患者の悪化に早期に気付き悪化の前に介入するための、システム的な院内患者安全のためアプローチです。現場で働く医療従事者が、しっかりと入院中の患者の悪化に気付くためのトレーニングが、このRRS起動要素研修コースです。(RRSでMET:Medical Emergency Teamとして呼び出されるチームのトレーニングではありません。)
なおこちらのコースは日本臨床救急医学会患者安全検討推進委員会主催コースです。
本学での講習会に合わせて出張講習会も受け付けております。
ご希望の施設がございましたら、代表の方よりお申込みいただけますようお願い致します
【RRS起動要素研修コース+指導者養成コース開催申込フォーム】
https://ssl.formman.com/t/vxFH/